Jアラートが今朝発令されたようです。地域限定ですが。
北朝鮮からミサイルが発射されたことが引き金となっての発令です。
日本上空方向へミサイルが発射されたと。
しかし実際にはミサイルは日本をまたぐようなことにはならなかったようです。
Jアラートに限らず緊急速報の通知を受けた場合、どのように一般の我々は対応したらよいのか、日々確認は必要です。
スポーツの現場で遭遇する可能性が高いのは、スポーツ競技中に雷注意報が出る、地震速報が出る、そういった場合にどのように対応したらよいでしょうか。
まずは大会主催者、運営団体(スポーツチーム)は安全を最優先で早めの決断をお願いしたいです。
私が大学生のころ、地元校区内のグラウンド(小学生のころからずっと利用してきたグラウンド)で、サッカー大会中の落雷事故がありました。遠征で大会に参加していた他県の高校サッカー部の部員がその落雷により大きな健康被害を受けました。一命はとりとめたものの、その後大きな後遺症が残ってしまいました。訴訟では主催者側と引率教諭側に過失が認められた、というニュースはまだ記憶に新しいです。
今回はJアラートや落雷といった大きなアクシデントを例に取り上げましたが、スポーツ診療を日々行っていると、不慮の事故、予期せぬ事故による外傷が一定数発生し、その対応に当たることになります。
しかし、そのうち、未然に防ぐことができたのではないか?という事例もたくさんあります。
この点は、スポーツ現場を一般社会の職場と置き換えたときに、職場環境や職務内容などの影響で怪我をするいわゆる労災となるような仕事中のアクシデントと相通じるものがあります。
その点で、スポーツ医療は産業医の観点がとても参考になるケースがあります。
その点についてはまたいずれ。
今日はJアラートが発動したものの、大きな事故や災害級の出来事は発生せず、一安心でした。今後もいつ何時不測の事態がおきるかわかりません。
スポーツ診療に携わっている視点からは、皆さんには、「スポーツをなさるにあたっては十分安全に気を付けながら行ってくださいね」というメッセージを送りたいと思います。